【展覧会】定点観測のあいだ-東京藝術大学 × 銀座 蔦屋書店

アート|GINZA ATRIUM
2023年07月06日(木) - 07月19日(水)
東京藝術大学大学院生のキュレーションにより、新進アーティスト11名の作品を紹介するグループ展「定点観測のあいだ-東京藝術大学 × 銀座 蔦屋書店」を店内中央イベントスペースGINZA ATRIUMにて7月6日(木)~7月19日(水)の期間に開催します。
 
“アートのある暮らし”を提案する銀座 蔦屋書店は、このたび東京藝術大学協力のもと、同学でアートプロデュースを専攻する3名の現役大学院生キュレーターによる、新進アーティスト11名のグループ展を開催いたします。
本展ではアーティストやアートと社会の関係に不可欠なキュレーターの存在にも焦点を当てることで、社会におけるアートの生存圏を浮かび上がらせます。藝大の開校以来、歴史的な重要性を担ってきた同校のDNAを下地に、若い世代の感性とリアリティがいかにして時代を超えた普遍性を獲得しうるのかを、幅広いオーディエンスのみなさまとともに模索し、来るべきアートの多面的なかたちを探求します。若き才能の実践の場としてもぜひご注目ください。
 
[本展に寄せて]
ある一定の場所や状況を観察し続けることで、その中での変化や時間の経過を捉えようとする試みである定点観測。流れゆく時代に身を任せるだけでは掴めない、新たな側面に気付かされることもあります。本展「定点観測のあいだ」では、アーティストを時代の定点観測者として捉え、それぞれの視点で世界を切り取った作品を展示します。彼らの目を通した時代のあり方、変わり方、それらを垣間見る展覧会です。そして、それらの作品の関係性をどう読み解くか、「定点観測のあいだ」に潜む新たな可能性を探っていきます。

杉山アリス(チーフ・キュレーター)
 
[ギャラリーツアーとオープニングレセプションのご案内]
開催2日目の7月7日(金)に開催。いずれも事前申し込み不要、無料にてご参加いただけます。当日、銀座 蔦屋書店GINZA ATRIUM会場受付までお越しください。

ギャラリーツアー 7月7日(金)18時00分~18時30分
本展のキュレーター、および参加可能なアーティストが作品の説明をしながら展示場をご案内します。
オープニングレセプション 7月7日(金)18時30分~20時

本展のキュレーター、アーティストも多数参加予定です。
 
[キュレーター・プロフィール]
杉山アリス Alice SUGIYAMA(チーフ・キュレーター)
1999年東京都生まれ。東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科在籍。キュレーターとしてこれまでに『Glitches in Love: A New Formula』展などを手掛けたほか、「藝大アーツイン丸の内2022」や「六本木アートナイト2023」に参加。

王皞哲 Haozhe WANG(コーキュレーター)
1997年中国生まれ。東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科在籍。アーティストとしてDIA GOTYAで受賞し、『Profileʼ 19』などに参加。Australian Design Centreにて勤務し、来日後は『Glitches in Love: A New Formula』展でキュレーターを務めた。

カトリン・グナルスドテル Katrin GUNNARSDOTTIR(コーキュレーター)
1994年アイスランド生まれ。東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科在籍。アイスランド芸術大学ではサウンドアートに取り組む。レイキャヴィク美術館にてレセプションマネージャーとして勤務したのち来日。
 
[アーティスト・プロフィール]
呉思睿 Sirui WU
1997年中国生まれ。テクノロジーそのものを表現媒体とし、グローバル時代における世界の文脈の中で、伝統的なアイコンと現代を象徴するメディアを融合させた作品を制作。
呉思睿 Sirui WU
 
刘力天 Rikitaka LIU
1998年茨城県生まれ。日本と中国にルーツを持ち、自己と普遍性をテーマにした作品を制作。現在は日本文化への理解を深めるため、ゲーム会社に勤務しながら制作を続けている。
刘力天 Rikitaka LIU

菊池虎十 Taketo KIKUCHI
1998年東京都⽣まれ。近年の展⽰に「homesick creature」BEAMST HARAJYUKU(東京)、「EAST EAST_TOKYO 2023」matter(東京)、「Slow Culture #kougei」京都市立芸術大学ギャラリー(京都)など。
菊池虎十 Taketo KIKUCHI

クララ・ステファノビコバ Klara STEFANOVICOVA
1995年スロバキア生まれ。個人の経験に基づいた場所や時間のある特定の視点に焦点を当てた作品を制作する。近年は、どんなに努力しても完全に従うことができないルールの集合体を「グリッド」と呼び、それをモチーフにしている。
クララ・ステファノビコバ Klara STEFANOVICOVA
 
斉木駿介 Shunsuke SAIKI
1987年福岡県生まれ。現実やネット上のモチーフ、風景、記号を解体、再構築した作品を制作。主な個展に「BAD TRIP VR」(京都岡崎 蔦屋書店 GALLERY EN ウォール,2023年)、「スクロールする風景」(GalleryYukihira,2020年)など。
斉木駿介 Shunsuke SAIKI


園田将久 Masahisa SONODA
​​1997年大阪府生まれ。2021年9月にArt space Kaikas’(相模原)で初個展「流れと傾き」を開催。
園田将久 Masahisa SONODA
 
曹暁泰 Xiaotai CAO
1993年中国青海省生まれ。木、植物、花など自然の素材を多く使い、山、水、自然の要素を理解し、解釈することにより、新たな形とアウトプットを生み出して、人間と自然の協同と相互作用を強調している。
曹暁泰 Xiaotai CAO


林果林 Karin HAYASHI
1998年東京都生まれ。シンプルな色彩とペンシルで描かれたモチーフを組み合わせたシュールな世界観を得意とする。その世界観には常に絶望的な何かを秘めて制作している。
林果林 Karin HAYASHI


藤田紗衣 Sae FUJITA
1992年生まれ。ドローイングを起点に、シルクスクリーンやインクジェットプリントなどの印刷技術を用いて、描くこと自体を版によって再解釈し、描く行為から時間的・空間的に分けられたイメージを作る。主な展覧会に 個展「仮想ボディに風」ザ・トライアングル(京都,2022)、グループ展「惑星ザムザ」小高製本工業株式会社跡地(東京,2022)など。
藤田紗衣 Sae FUJITA

 
三澤萌寧 Mone MISAWA
1996年千葉県生まれ。2022年 卒業制作展 東京都知事賞、15thシヤチハタ ニュープロダクト デザインコンペティション 審査員賞中村賞。彫刻作品を多く制作。
三澤萌寧 Mone MISAWA
 

ヤマモトヒカル Hikaru YAMAMOTO
1998年宮城県生まれ。紙を主な素材とした作品を制作。手を通して「ものづくり」のあり方を日々模索している。2023年「藝大アートプラザ大賞」準大賞。
ヤマモトヒカル Hikaru YAMAMOTO

​(以上、五十音順)
 
  • 会期 2023年7月6日(木)~7月19日(水)※終了⽇は変更になる場合があります。
  • 時間 11:00~21:00※最終日は18時まで。
  • 会場 銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUM
  • 主催 銀座 蔦屋書店
  • 企画 一般社団法人東京藝術大学芸術創造機構
  • 協力 東京藝術大学
  • お問い合わせ 03-3575-7755(営業時間内) / info.ginza@ccc.co.jp
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