【展示】田中幹希作品展「unknown」
アート
銀座 蔦屋書店 インフォメーションカウンター前 2023年04月01日(土) - 04月21日(金)
彫刻家田中幹希による作品展「unknown」を4月1日(土)~4月21日(金)の期間で銀座 蔦屋書店インフォメーションカウンター前にて開催いたします。
田中は人物の顔を無くした彫刻作品を制作することで、現代社会においての匿名性を立体で記号化し、「誰でもない誰か」をテーマに人の佇まい、空気感、印象を表現するアーティストです。これまで東京を拠点としながら、東京、大阪など数多くの個展やグループ展に出展しています。
私たちは何を基準に個人を認識し判断するのでしょうか。名前や声、性格、体型など様々な要因があります。その中で顔は名刺のようなものであり個人を認識し、特定する上で重要なファクターです。それと同時に顔は単なる個人記号であり、その記号がなければ高い匿名性をもつことになります。田中は顔だけでなく指先や首元、姿勢も同様に個人を認識する要因であると捉え、その表情や個性を排除し、「誰でもない誰か」という匿名性を高めています。その中で多種多様な装いは個性を象徴するように存在し、本来の姿を明確に写し出しているのです。
田中の作品を通して「あなた自身」という存在について、一度振り返ってみる機会になれば幸いです。
[本展に寄せて]
人の在り方を問う。顔や姿が見えない「誰か」に対し恐怖感や印象のズレを感じ疑問に思う。存在の輪郭は曖昧で空気のように掴みきれない。果たしてそれは本当に存在しているのか、概念なのか、人なのかと。何を基準に人は人を認識し判断するのか。
目にする姿、形、気配、不明な存在に情報を与え「誰か」は人として現存できるのか。存在を鮮明にする為に同じ型のモノを対比させる、立ち位置を定かにし、距離を測り、場に置く。私はそれは人が人として在る為に不可欠であると思う。人として立ち、質量があり影がある、そこに差が生まれ重なり場と成る。「在る」事でモノの輪郭が浮かぶ。
だが、明確になった「誰か」は一部が姿を消すと途端に正体不明になり、再度存在の認識を歪ませる。存在の立ち位置を確かめる、それは現代において人で在る為に重要な事である
人の在り方を問う。顔や姿が見えない「誰か」に対し恐怖感や印象のズレを感じ疑問に思う。存在の輪郭は曖昧で空気のように掴みきれない。果たしてそれは本当に存在しているのか、概念なのか、人なのかと。何を基準に人は人を認識し判断するのか。
目にする姿、形、気配、不明な存在に情報を与え「誰か」は人として現存できるのか。存在を鮮明にする為に同じ型のモノを対比させる、立ち位置を定かにし、距離を測り、場に置く。私はそれは人が人として在る為に不可欠であると思う。人として立ち、質量があり影がある、そこに差が生まれ重なり場と成る。「在る」事でモノの輪郭が浮かぶ。
だが、明確になった「誰か」は一部が姿を消すと途端に正体不明になり、再度存在の認識を歪ませる。存在の立ち位置を確かめる、それは現代において人で在る為に重要な事である
[アーティストプロフィール]
田中幹希 / Motoki Tanaka
1990年東京都生まれ。
・主な個展
「MOTOKI TANAKA SOLO EXHIBITION Online Viewing」(MEDEL GALLERY SHU WEBSITE、2020)、「Another Surface」(NANATASU GALLARY、東京、2016)
・主な個展
「MOTOKI TANAKA SOLO EXHIBITION Online Viewing」(MEDEL GALLERY SHU WEBSITE、2020)、「Another Surface」(NANATASU GALLARY、東京、2016)
・グループ展
「situations # 2」 (DDD ART、東京、2023)、「KENZAN 2022」(東京芸術劇場、東京、2022)、「エピソードone 次世代アーティスト16人展Vol.1」 (阪急うめだ本店、大阪、2022)、「SHIBUYA STYLE vo.15」(西武渋谷店、東京、2021)、「Three」(biscuit gallery、東京、2021)、「Independent Tokyo 2020」(東京ポートシティ竹芝、東京、2020)、「15th TAGBOAT AWARD」(渋谷ヒカリエ8/CUBE 1,2,3、東京、2020)、「SHIBUYA ART AWARDS 2019」(渋谷区庁舎15階 スペース428、東京、2019)、「Individualism」(MEDEL GARELLY SHU、東京、2019)など。
「situations # 2」 (DDD ART、東京、2023)、「KENZAN 2022」(東京芸術劇場、東京、2022)、「エピソードone 次世代アーティスト16人展Vol.1」 (阪急うめだ本店、大阪、2022)、「SHIBUYA STYLE vo.15」(西武渋谷店、東京、2021)、「Three」(biscuit gallery、東京、2021)、「Independent Tokyo 2020」(東京ポートシティ竹芝、東京、2020)、「15th TAGBOAT AWARD」(渋谷ヒカリエ8/CUBE 1,2,3、東京、2020)、「SHIBUYA ART AWARDS 2019」(渋谷区庁舎15階 スペース428、東京、2019)、「Individualism」(MEDEL GARELLY SHU、東京、2019)など。
KENZAN 2022 ギャラリーアートもりもと賞、Independent Tokyo 2020 審査員特別賞染谷琢賞などを受賞。
[アーティストステイトメント]
顔とは名刺のようなものであり個人を認識し、特定する上で重要なファクターである。と同時に顔は単なる個人記号であり、その記号がなければ高い匿名性をもつ。
その中で多種多様な装いは個性を象徴するように存在し、本来の姿を明確に写していく。
人物像の顔を無くすことで現代社会においての匿名性を立体で記号化し、「誰でもない誰か」をテーマに人の佇まい、空気感、印象を制作している。
顔とは名刺のようなものであり個人を認識し、特定する上で重要なファクターである。と同時に顔は単なる個人記号であり、その記号がなければ高い匿名性をもつ。
その中で多種多様な装いは個性を象徴するように存在し、本来の姿を明確に写していく。
人物像の顔を無くすことで現代社会においての匿名性を立体で記号化し、「誰でもない誰か」をテーマに人の佇まい、空気感、印象を制作している。
田中幹希
[販売について]
作品は銀座 蔦屋書店店頭にて、4月1日(土)10:30より販売いたします。
オンラインストア「OIL by 美術⼿帖」では4月2日(日)10:30より販売いたします。
※作品はプレセールスの状況により展覧会会期開始前に販売が終了することがあります。
作品は銀座 蔦屋書店店頭にて、4月1日(土)10:30より販売いたします。
オンラインストア「OIL by 美術⼿帖」では4月2日(日)10:30より販売いたします。
※作品はプレセールスの状況により展覧会会期開始前に販売が終了することがあります。
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2023年4月2日(日)10:30~販売開始
- 会期 2023年4月1日(土) - 2023年4月21日(金)※終了日は変更になる場合があります。
- 時間 当店Webサイトをご確認ください。
- 場所 銀座 蔦屋書店 インフォメーションカウンター前
- 主催 銀座 蔦屋書店
- 問い合わせ先 03-3575-7755