【展示】松岡柚歩個展「針の穴から天を覗く」
アート|FOAM CONTEMPORARY
2023年02月17日(金) - 03月07日(火)
アーティスト松岡柚歩による個展「針の穴から天を覗く」を、店内アートスペースFOAM CONTEMPORARYにて、2023年2月17日(金)~3月7日(火)の期間に開催します。
松岡は京都造形芸術大学大学院(現・京都芸術大学)を2021年に修了した若手アーティストです。在学中から「ART AWARD TOKYO MARUNOUCHI 2021」Proactive賞(2021)、「シェル美術賞2020」学生特別賞(2020)など、様々な賞を受賞してきました。
松岡の作品は、色彩豊かなパターンがいくつも折り重なることで、鑑賞者に不思議な視覚体験を与えることが特徴です。キャンバス上に乗せられた絵具により生み出される様々なマチエール、レイヤーは、見る人の視覚だけでなく、触覚をも刺激します。
本展のタイトル「針の穴から天を覗く」とは、自分の狭い見識をもとに、大きな事柄について勝手な推測をすることを表すことわざ。松岡はこのことわざを後ろ向きに捉えるのではなく、むしろ見えているものに限りがあるからこそ、「見える」ことがある、見えないことで生まれる想像や経験の可能性について肯定的に捉えようという意味を込めて名付けました。
これまで追求してきた色彩、素材のマチエールをより深化させた本展にて、松岡の作り出す色彩豊かな世界をお楽しみください。
松岡の作品は、色彩豊かなパターンがいくつも折り重なることで、鑑賞者に不思議な視覚体験を与えることが特徴です。キャンバス上に乗せられた絵具により生み出される様々なマチエール、レイヤーは、見る人の視覚だけでなく、触覚をも刺激します。
本展のタイトル「針の穴から天を覗く」とは、自分の狭い見識をもとに、大きな事柄について勝手な推測をすることを表すことわざ。松岡はこのことわざを後ろ向きに捉えるのではなく、むしろ見えているものに限りがあるからこそ、「見える」ことがある、見えないことで生まれる想像や経験の可能性について肯定的に捉えようという意味を込めて名付けました。
これまで追求してきた色彩、素材のマチエールをより深化させた本展にて、松岡の作り出す色彩豊かな世界をお楽しみください。
[アーティストステートメント]
[本展に寄せて]
[アーティストプロフィール]
1996年 兵庫県生まれ。
2021年 京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)修士課程芸術研究科美術工芸領域油画専攻 修了。
主な展覧会歴として、2023年 「Kyoto Art for Tomorrow 2023 京都府新鋭選抜展」(京都文化博物館・京都)、2022年 個展「outline」(WATOWA GALLERY/elephant studio・東京)、個展「ピースとホール」(haku kyoto・京都)、「ARTISTS′FAIR KYOTO 2022」(京都文化博物館 別館・京都)、2021 年「ART AWARD TOKYO MARUNOUCHI 2021」(丸ビル1階マルキューブ・東京)、「exhibition from shu」(ygion・京都)、「DAWN-EXPOSITION 2021.04-」(銀座 蔦屋書店・東京)、2020 年「シェル美術賞2020」(国立新美術館・東京)など。主な受賞歴として、2021年「ART AWARD TOKYO MARUNOUCHI 2021」Proactive賞、2020 年「シェル美術賞2020」学生特別賞、2019 年「2018 年度京都造形芸術大学卒業作品展」優秀賞。
線の集積から生まれるパースペクティブに重なる特異なマチエールは私たちの視触覚を刺激する。
フラットな光の面に囚われる現代において、視覚と認知を往来することで、人間が絵画や物体を想像することについて再考する。
フラットな光の面に囚われる現代において、視覚と認知を往来することで、人間が絵画や物体を想像することについて再考する。
去年の終わり頃、新しい制作スタジオを借りるためにあわせて住居を移動した。
前の家より陽がよく⼊る場所で、⼼なしか朝すっきり起きられるようになった。
駅にも近く飲食店も多い。
以前のスタジオの近くに住んでいる時は近いうちに移動することが決まっていたため、
家具も揃えずとにかくものを増やさないように気をつけていた。
今の家よりはるかに広かったが、山に住んでいたため湿気もすごかったので
無意識的に家にいる時間を減らしていたように感じる。
話は戻るが私は大変この家を気に入っているのだと思う。
なんとなく長い間住むだろうと感じたため、家具も一通り揃えた。
そんな快適な生活に年末頃に変化があった。
どうやら隣人が引っ越してきたらしい。
両隣しばらく空室だったため、変化にはすぐ気がついた。
とにかく音と声が気になる。
約8年ほど1人暮らしをしているが、
今までそういったことを気にしたことがないことに初めて気がついた。
顔も見たことがない、性別もわからない隣人と
まるで共に生活しているようなのである。
なんとも不思議な気分になる。
見えるから分かることと見えないから分かること、
色々と想像する生活が今は楽しい。
前の家より陽がよく⼊る場所で、⼼なしか朝すっきり起きられるようになった。
駅にも近く飲食店も多い。
以前のスタジオの近くに住んでいる時は近いうちに移動することが決まっていたため、
家具も揃えずとにかくものを増やさないように気をつけていた。
今の家よりはるかに広かったが、山に住んでいたため湿気もすごかったので
無意識的に家にいる時間を減らしていたように感じる。
話は戻るが私は大変この家を気に入っているのだと思う。
なんとなく長い間住むだろうと感じたため、家具も一通り揃えた。
そんな快適な生活に年末頃に変化があった。
どうやら隣人が引っ越してきたらしい。
両隣しばらく空室だったため、変化にはすぐ気がついた。
とにかく音と声が気になる。
約8年ほど1人暮らしをしているが、
今までそういったことを気にしたことがないことに初めて気がついた。
顔も見たことがない、性別もわからない隣人と
まるで共に生活しているようなのである。
なんとも不思議な気分になる。
見えるから分かることと見えないから分かること、
色々と想像する生活が今は楽しい。
松岡柚歩
撮影:岡はるか
1996年 兵庫県生まれ。
2021年 京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)修士課程芸術研究科美術工芸領域油画専攻 修了。
主な展覧会歴として、2023年 「Kyoto Art for Tomorrow 2023 京都府新鋭選抜展」(京都文化博物館・京都)、2022年 個展「outline」(WATOWA GALLERY/elephant studio・東京)、個展「ピースとホール」(haku kyoto・京都)、「ARTISTS′FAIR KYOTO 2022」(京都文化博物館 別館・京都)、2021 年「ART AWARD TOKYO MARUNOUCHI 2021」(丸ビル1階マルキューブ・東京)、「exhibition from shu」(ygion・京都)、「DAWN-EXPOSITION 2021.04-」(銀座 蔦屋書店・東京)、2020 年「シェル美術賞2020」(国立新美術館・東京)など。主な受賞歴として、2021年「ART AWARD TOKYO MARUNOUCHI 2021」Proactive賞、2020 年「シェル美術賞2020」学生特別賞、2019 年「2018 年度京都造形芸術大学卒業作品展」優秀賞。
[販売について]
- 会期 2023年2月17日(金)~2023年3月7日(火)※終了⽇は変更になる場合があります。
- 時間 11:00-19:00
- 会場 銀座 蔦屋書店 FOAM CONTEMPORARY
- 入場 無料
- 主催 銀座 蔦屋書店
- お問い合わせ 03-3575-7755(営業時間内) / info.ginza@ccc.co.jp