『妖花魔草物語』廣嶋 玲子 (著), まくらくらま (イラスト) 小峰書店

商品について日本語

出版社 : 小峰書店 (2024/3/12)
発売日 : 2024/3/12
言語 : 日本語
単行本 : 197ページ
ISBN-10 : 4338287276
ISBN-13 : 978-4338287272
寸法 : 13.7 x 2.1 x 19.5 cm

商品情報

発売日

品番Mbk9784338287272

製品仕様 伝説の植物マンドラゴラ、食虫植物のウツボカズラ、神秘的な月下美人など、世界各地の植物にまつわる、不気味で不思議な物語10篇を収録。
妖しくも美しいカラーイラストも時空を超えた恐怖の世界へといざないます。

▼各話あらすじ

【処刑台のマンドラゴラ】
強力な力を秘めた「魔植物マンドラゴラ」。その根は、醜い赤ん坊を思わせる奇怪な形をしている。
魔女裁判が行われていた中世のドイツ。若き植物学者は、名声と巨万の富を手に入れるためにマンドラゴラを生み出そうとする……。

【幽霊芝】
叡智を授けてくれるという「幽霊芝」。そのキノコは、人が横たわったような形で群れて生えるという。
かつて中国には優秀な官僚を登用するための試験制度があった。超難関の試験を突破するため、若者は不思議なキノコ「幽霊芝」を求めた……。

【悪魔の時計草】
時計にそっくりな花をつける「時計草」。「キリストの受難の花」とされ、キリスト教と深い関わりがある。
余命短い若者は謎の紳士から時計草の苗を贈られる。それは、生き物の死骸を栄養に花を咲かせるという。やがて、時計草はおびただしい数の花を咲かせる……。

【誘惑のウツボカズラ】
甘い香りを餌に獲物をおびきよせる「食虫植物ウツボカズラ」。その誘惑の罠にはまった者は逃れることができない。
14世紀ごろのイタリア・ベネツィアの貿易商の温室におびきよせられた若者の運命は……。

【朧の月下美人】
一夜限りの花を咲かせることで有名な月下美人。そのはかなく美しい花との出会いが、朧月のような存在の若者のたったひとつの救いとなった……。

【潮騒の人魚草】
孤独な少年が潮だまりで見つけた人魚。その死骸を埋めた植木鉢に、金魚のような形をした赤い花が咲いた。

【死香のジャスミン】
甘く濃厚な香りを放つ「ジャスミン」。その香りは、古代エジプトの時代から愛されていたという。
恋人を殺された調香師の青年は、恋人の好きだったジャスミンの香りの香水で復讐を誓う。

【嫉妬の青真珠草】
すずらんに似た「青真珠草」は架空の植物。根などに毒をもつ。
夫に恋人ができたと思い嫉妬にかられた妻は、不思議な薬屋で、青真珠草から作った薬を手に入れた……。

【脇役のかすみ草】
花束には欠かせない、小さく愛らしいかすみ草。ふだんは、主役の大輪の赤いバラを際立たせる名脇役だが、主役の座をうばうことも……。

【夢紡ぐもの】
あまい実をつけるジューンベリーの木にまつわる物語。夢の中で助けを求める老婆の正体とは？

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