【広島 蔦屋書店】戦争と教育 ―戦争について考えることを次世代にいかに伝えるか―

フェア・展示
1号館1F マガジンストリート 2021年07月30日(金) - 09月02日(木)
 
このフェアは広島で18年に渡り教育に携わってこられた、秋山夕日さんのご協力のもと、企画されたフェアです。
 
秋山夕日さんは、大阪府の出身で東京大学文学部を卒業されています。広島で18年近く、小学生から浪人生まで、高校理科を除く全教科を教えられてきました。著書に『勉強』『勉強2』(いずれも南々社)があります。
 
 
今回の企画では、秋山さんの方からはさらにテーマを3つに分けていただきました。
そこに広島 蔦屋書店としてのテーマを加えて4つのテーマで表現しています。
 
「戦争体験について考える」「正しさと戦争について考える」「力と戦争について考える」
そこに広島 蔦屋書店として「ヒロシマを伝える」というテーマを加えました。
 
「戦争体験について考える」では、戦争体験のない教師が戦争体験のない生徒に教えるということは、実は多くの問題があるのでは。というテーマでの選書です。
 
「正しさと戦争について考える」では、戦争における正しさとはなんなのか。正しさの主張がぶつかりあう戦争ですが、秋山さんが学んだ数理論理学を使って数学的な正しさについても考えを巡らせるための選書です。
 
「力と戦争について考える」では、戦争における力とは軍事力等のことですが、力を持つための努力自体が元の力を変質させる可能性があるのでは、というテーマでの選書です。
 
そして「ヒロシマを伝える」では、新しく出版されたヒロシマと戦争に関する本も含めて、「伝える」というテーマで選書しました。
 
 
通常私達書店員が戦争というテーマで選書した時にはなかなか選ばないであろう本が選ばれているのが、秋山さんらしい選書で、私も非常に勉強になりましたし、興味深かったところです。
こんな角度から戦争を考えることができるのか、という発見に満ちた展示になっているはずです。
 
ぜひフェアで展示されている本をご覧いただいて、興味がわきましたら講演会にもご参加いただけると、企画者としてもとても嬉しいです。
 
 
文学コンシェルジュ 江藤宏樹
 
秋山夕日「戦争と教育 ー戦争について考えることを次世代にいかに伝えるかー」
8月8日(日) 広島 蔦屋書店にて開催された秋山夕日さんによる講演会の様子をお伝えします。
 
 
【プロフィール】
秋山夕日(あきやまゆうひ)

 

大阪府出身。東京大学文学部卒業。広島で18年近く、家庭教師等として小学生・中学生・高校生・浪人生に高校理科を除く全教科を教える。著書に『勉強』『勉強2』(いずれも南々社)『秋山夕日短編小説集ー駄作編ー』『詩人の辞典・読みなシャレの辞典』(いずれも広島 蔦屋書店 リトルプレスコーナーにて販売中)がある。趣味は読書・数学。数理社会学会会員。
 
  • 期間 7月30日(金) - 9月2日(木)
  • 場所 1号館1F マガジンストリート

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